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Perfect Day 6

いままで 

完ぺきな一日だとおもえた日はない 

想像もできない 

 

断片的に 

シーンとして 

たとえば、なにか景色を見たときとか 

 

朝日とか、夕陽とか 月とか 完ぺきだなあ、

っておもうことはある 

 

でもそれを見つめる時間というのは、

一瞬で変わってしまうものだし 

 

じぶんの行動によって 

伴うものに関して、

いいとかわるいとかおもったことがない 

 

というか、じぶんの一日を

そう俯瞰したことがないというか 

 

他人が見て 

わたしのこれをどうおもうか、

とかも想像したことがない 

 

おつりを、こまかく払えたとか? 

一本、はやい電車に乗れたとか? 

 

ただ、もしかしたら 

完ぺきな時間の最中にいて 

わたしは、じぶんのそれに

気がついていないだけかもしれない

 

ひとつだけわかることは、完ぺきな時間 

かがやくような時間は永遠ではないこと 

 

なにかを達成したあと 

完ぺきだとおもえる瞬間は 

やってくるのだろうか? 

 

 

©mum&gypsy cocoon