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beach2

泥の砂

海の家が三軒、並んでいる

そのどっかの、一個から

走ってきた

 

毎年、洪水のあとに来るから

畳とか浮いてる

茶色くて、いろいろ浮いてる

 

おとうさんは乱暴で

向こうのテトラポットあたりまで泳げ、みたいな

その手前の、10人くらい乗れる

おおきい浮き輪まで泳いだんだけど

ゴーグルも無しに

足も、底につかないから

その、浮きに 登るのが

すごい、たいへんだった

 

弟はまだ生まれていなくて、おかあさんと犬がいた

 

おかあさんは、むらさき色のビキニに

むらさき色のパレオを巻いていた

おとうさんは、すごいハイレグを履く

ひとが見て、大丈夫なのかな っていう

 

 

これくらいの、幅の階段が

けっこう、あっちのほうにあって

それを下りてから、ここまでが長くて

 

降りて、すぐのところが

砂が粗いから

貝殻の破片とかもあって、足裏が痛い

 

おばあちゃんは、階段のうえにいて

足組んで、こう見てる

 

貝のゾーンを過ぎたら、さらさら

だけど、またすぐ貝のゾーンが現れて

ここもちょっと痛いなあ

 

それを、さらに抜けて

つぎの層は、湿ってる

さらさらに、なってる

 

 

いっぱいひとがいて

わたしたちだけじゃなく、家族連れとか

 

けっこうひろい、海水浴場

海は、深緑

黒っぽい、青くなかった

 

いとこの、ひろみちくんが

わかめをかぶって、みんなを追いかけてくるのが

とにかくたのしかった

 

この海岸線から

つきでている防波堤が、あっちのほうにある

 

シャワー室があって

いとこの、なおこちゃんと いっしょに、はいったんだけど

五歳年上で、中学生だったから なんかドキドキした

 

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